室内でコケを育てるならどんな土を使えばいいですかというご質問をよくいただきます。
当店でコケ栽培用に販売しているのは天然の黒ボク土を焼成した直径1~2㎜ほどの粒状のもので、わずかな肥料分が含まれる弱酸性、そしてやや重みのある土です。
乾燥しているとサラサラですが、ほんの少し水分を与えると適度な粘りがありながらも通気性や透水性に優れていて、コケ床が貼り付きやすく、発根もしやすいようです。
特にテラリウム・ボトリウムなどではこのような土を使うのがおすすめです。
以前も書いた気がしていますが、少ない数でインドアグリーンを強調させる方法のひとつとして、目線の高さ近くにグリーンを配置すると効果的です。丈のある大鉢の観葉植物を置いたり、棚の上に小鉢を置くのが一般的なんですがインドアの限られた空間ではいろいろと問題があります。
そこでオススメしているのがハンギングバスケットを鉢カバーとして使う方法。アイビーやポトス、シュガーバインなどの下垂植物は特にハンギング向けです。
壁付けしたり天井や梁から吊るします。天井から吊るす場合は天井用フックを使い、鉢が頭に当たらない高さに配置します(取付け・取外しが簡単な天井用フックはホームセンターなどで販売されています)。
また、観葉植物だけじゃなく切り花を活けるハンギングベースなどもありますが、高い位置では空調の風が直撃しやすい場所も多く、風によってベース自体が揺れたり植物が乾燥しやすくなるといった影響を及ぼす場合もありますので取付ける際は空調設備の位置にもご注意ください。
暑い日が続きますね。
この時期に注意したいのが室内の植物。観葉植物も盆栽も切り花もエアプランツでも、室内で育てる植物にはご注意いただきたい「風」の話しです。
それは植物に当たる機械的な「風」のこと。
冷房・暖房関わらず「エアコンの風は植物に悪影響を及ぼしやすい」というのはよく聞かれると思いますが、エアコンの風が冷たいとか熱いとか乾燥しているから植物によくないという理由だけではありません。扇風機の風も同じく要注意、人工的な風が植物に直撃、しかも当たりっぱなしというのが良くありません。
人が「涼しいな」と思える強さの風を植物に一定時間当てると植物は結構な勢いで水分を体外に出していきます。これは洗濯物に風を当てると乾きやすくなる原理と同じこと。
葉や茎、花にある気孔やその他の組織から水分がグングン蒸散して乾燥状態となり、あわてた植物は根から水分を吸収しようとしますが、そういうときに限って植木鉢は乾燥しがち・・・。脱水症状ですね。
更に、植物から水分が蒸散するという事は人の発汗作用と同じように植物の体温もグングンと下がっていき、風邪をひいてしまいます。
これら踏んだり蹴ったりな夏バテが植物を傷めたり枯らしてしまう大きな原因となります。植物を移動したり、間に衝立を置くなどしてエアコンや扇風機の直撃を避けてあげましょう。
さて以下の写真、風の話とは関係ありませんが現在、店主オススメのトータス(陸ガメ)の肉厚マグカップ360円です。動物グッズがまた増えはじめております。
「トイレに植物を置きたい」とご相談をいただく事がよくあります。聞くと窓がない一般的なトイレ、照明は使う時だけ。
そういう環境では市販の鉢植えも切り花も健全な生育ができません。そもそも狭い場所に鉢や花瓶があるのも何かと邪魔になります。
そこでオススメなのが壁を飾る造花。
今は造花をイミテーショングリーンなどと呼び、本物と見紛う程に質の高いものが多く販売されています。もちろん、成長や季節の変化などを楽しむことはできませんが、水も光も不要、メンテナンスはたまに埃を払ってあげるだけの手軽さです。トイレのような環境では花よりも葉ものの方が違和感が少なくて似合うと思います。
写真はつる性植物を模した全長約90㎝のイミテーショングリーン。
軽いので壁にピン留めができ、目線の高さにこれが1本あるだけで大きな存在感を出せます。もちろん玄関やリビングにあっても恥ずかしくないグレードです。
園芸用土、チャコボールの1kg(1.66リットル)サイズが入荷しました。
四国の間伐材から作られた木炭と国産セラミックを原料としており、炭の持つ空気浄化機能や水質浄化作用を生かした新しい園芸培土。
木炭と多孔質セラミックを組み合わせることによって、養分や水分の保持力が高まる一方で、粒が小さいため通気性や透水性に優れています。また、植物の生長に必要な天然のミネラル分(主にカリウムとカルシウムなど)が含まれます。
更にもう一つの特徴は炭の細孔による屋内の大気汚染物質を吸着除去する効果。
ペットやタバコなどの消臭効果を発揮するだけでなく、シックハウス症候群の原因とされるホルムアルデヒドを吸着しますので、特にインドアグリーンにお勧めです。微細な孔に様々な化学物質や臭いの元となる成分が取り込まれ、デコボコした孔の表面に吸着されます。水のろ過効果もあり。
水はけを好む植物には特にオススメ。多肉植物や観葉植物、盆栽にもハーブや花苗、水槽の底土にも使えますし、庭土や古い鉢の土に混ぜて土壌改良剤にもなります。初心者から上級者まで使いやすい粒状の土、粒がとても硬いため、長く使う事ができます。
0.5リットル 540円(税込)
1.66リットル 1,080円(税込)
チャコボールの詳細は以下の公式HPをご覧ください。
インドア用ディスプレイグリーンとしての提案、そして商品を販売いたします。
DECORIUM(デコリウム)
透過性と密閉性の高い容器の中で植物を育て、その小さな空間で起こる微小な成長を楽しむことを「テラリウム」といいます。ヨーロッパの園芸文化から発展しインテリアにまで取り入れられるようになりました。
デコリウムとは、その「テラリウム」と「デコレーション(装飾)」のワードを掛け合わせた造語です。
難しくなりましたが、手の平に乗るようなガラスの器ととてもリアルな人工グリーンやビーズやらミニフィギュアなどを使って器に小さな世界を組み立てる遊びです。
インドアグリーンがお好きな方、植物を育てるのが苦手という方、やむを得ない理由で植物が身近に置けなかった方、どなたにもオススメの新しいグリーンスタイルです。
そのデコリウムのパーツを販売開始しました。コンパクトでお手頃価格、飾る場も選ばずどなたでも簡単に自分好みのグリーンオブジェをつくることができます。
2月にはデコリウム教室を開催しますが、忙しくて教室にご参加できない方でもご来店いただければいつでもその場で簡単にコツなどをレクチャーいたします。(2月の教室は改めて日程をお知らせいたします)
アイアンスタンド(多種あり)210円~(スタンドなしでも楽しめます)
ガラス製の器(多種あり)735円~
人工グリーン(多種あり)315円~