イベントの準備

(来週火曜(27日)から近所で人気のパン屋「モンクール」ではじまる当店のみどり展、植物に関係するもの、植物由来のもの、植物にもっと興味がわくものを主に展示販売するんですが、この時点でやや焦りつつも平常心を装いながらディスプレイ品などを作っています。

あまり時間がなく、じっくり考え込んでものづくりする性格でもないので初期衝動と惰性を大事にしつつ、空いた時間に工作しているんですが、その一部を紹介します。

「シーブッシュ」という花材を使ったオブジェ。

個体差がありますが直径は15㎝~30㎝程度、置くタイプと壁掛けを作っています。この佇まい、サバンナ辺りにありそうな広葉樹の大木をイメージさせます。(作品は大きさにもよりますが1個500円~販売します)

アレンジの材料としてドライフラワーショップや花材屋さんでもお馴染みのシーブッシュは植物の固有名ではなく、花材としての商品名です。インターネットからの情報ではインド産で「インドセンダン」という樹木から作られているとのことですが、個人的にはどう眺めてもインドセンダンではないんじゃないかと考えています。

インドセンダンとは「ニーム」という名前でご存知の方も多いと思いますが、熱帯の常緑高木で、虫よけ効果があるとか、葉も実も枝も根も全てに薬効があってインドでは古来から重宝されてきたなどと聞きますが(日本でよく植えられるセンダンにはサポニンという毒性がありますのでご注意を)、樹形も枝ぶりも葉もシーブッシュとは違いすぎるのです。日本の花材メーカーや販売店の多くは「インドセンダンの仲間の樹木」といういい方をされているのでセンダン科の樹木なのでしょうか。

このシーブッシュの枝ぶり、ひっくり返すと浅根性樹木の根系のようにも見えますが、もちろん地上部の幹と枝で間違いはありません。モンキーポットの木みたいに幹のTOPから枝が扇状に広がる樹形ではあるものの、まずは低木だと思われます。たまに乾燥したまま残っている葉は小指の爪より小さくて互生、大きな特徴としてはどの個体も幹がねじれ、枝はあっちこっちに曲がりくねっています。また、気根が出ているものが多くてヤドリギのような着生植物のような気もしますが、今のところ「あれかも」と思い当たる熱帯の低木種がありますが、いつか確信が持てましたらお知らせいたします。

と、焦っているわりに紹介そっちのけで長々と書いてしまいましたが他にも色々と作ってみますのでどうぞ軽めにご期待ください。道具や雑貨なども当店で通常扱っていないものも並べており、当店ご常連の方もお楽しみいただければと思います。

尚、モンクールにはイートインコーナーもあります。クセになるほど美味しいパンとコーヒーと一緒に是非お楽しみください。

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