土台も大事
植木鉢や花瓶などは「土台」であり、土の代わりだと思うんですが、そこには人によるデザインという要素が存在します。
地味か派手かは別として、植物をより良く見せるためにデザインされる「土台」、植物にしてみたら自生していた場所が一番輝けるわい!と思っていることでしょう。
人の都合で手折られ移植されてきた器の中の植物を「人に興味を持ってもらい可愛がってもらえる」ように器がデザインされていると思うのが私です。
切り花でも鉢植えでも、人がそっぽ向いて育てているといくら日光だ水だ栄養だの与えても長持ちしません。
人が発する熱なのか体臭なのか炭酸ガスなのか、あるいはつまらない冗談の周波数なのか、植物は人が近くにいる気配と愛情を感じることで「もっと輝こう」と頑張る気がしていて、これを実際に研究している学者さんもいるようです。
好みは人それぞれだと思いますが、誰かに興味を持ってもらえるような花器をこの店なりにちょくちょく揃えていきます。