肥料について
肥料には主に有機肥料と化成肥料の2種類がありますが、実はどちらの固形肥料とも植物には直接効果がありません。
有機肥料はバクテリアが肥料を分解してくれないと根が吸収できませんし、化成肥料は雨などの水分で溶けないと根が吸収できないのです。(液体肥料はそのまま効きます)
ということは有機肥料は効果が出るまで時間が掛かり、化成肥料は水さえ与えると早く効きます。
じゃ化成肥料だけでいいじゃん。
いえいえ、そうもいきません。
ゆっくりジワジワ効き、土のバクテリアを増やして生きた土にする有機肥料と、即効性があるけど持続性はなくてバクテリアも育たず、更に固形の化成肥料は水分をやたら吸収しやすく、根の水分まで吸収して傷めてしまうリスクもあります。
森の植物と違って、人が勝手に植えた植物は人がご飯をあげないといけません。ただし与えすぎると植物は甘えてしまい、与えなさすぎると色白ガリガリ鍵っ子みたいになります。さじ加減が難しいのですが、植物や肥料の説明書に大よその加減が書いてありますのでご安心を。
最後に、弱っている植物に慌てて肥料をあげるのは病気で入院した人に無理やり焼き肉を食べさせるようなものですのでお気をつけなすって!