ドイツの日用品②
最近ご来店いただいた方はお気づきかもしれませんが、床も壁も天井も店主も、店が荒物屋に近づいてきております。
荒物というと「粗末なもの」というイメージで、その響きにはあまり良い印象がないかもしれませんが、本来は「気兼ねなくガシガシ使える日常の道具」を意味するんじゃないでしょうか。
日本だろうとベトナムだろうとイギリスだろうと、どこの国でも見かける荒物屋の光景。カゴやバケツやホウキやら埃叩きなどがギリギリまで積み重なってぶら下がり、その奥には商売っ気も飾り気もなさそうな店主が鎮座しています。
中に入るにはちょっとだけ勇気がいるものの「なにか掘り出しものがあるんじゃないだろうか」というワクワク感で入らずにはいられない特殊な魅力を感じます。
当店もそういう魅力が持てるように、庭だろうと畑だろうと室内だろうと旅先だろうと「気兼ねなくガシガシ使える日常のもの」+「使うのが嬉しくなる見た目」にこだわった荒物を今後も増やしていく予定です。
と、前置きが長くなりましたが先日紹介しましたホウキに続き、ドイツ製のちりとりです。
しっかりとしたブナ材の柄と細かい塵も取りやすいように計算された形状。機能性や耐久性はモチロンですが、この色使いに惚れた荒物です。
2,310円(消費税5%込)