コンパニオンプランツ

2つの違う植物を一緒に植えると植物どうしが協力しあって害虫を予防したり、沢山の実をつけたり美味しくなるという考え方があり、この組み合わせを「コンパニオンプランツ」といいます。もちろん、仲が良くない植物の組み合わせもあるのですが、相性のいい植物どうしをうまく組み合わせると栽培がまた一つ楽しくなります。

この考えは化学的というより、農家や園芸家の間で古来より語られ、引き継がれてきた経験によるところが多いのですが。

例えばトマトとバジル。

イタリアンではポピュラーな食材どうしですが、この2種類を同時に栽培するとお互いに引き立てあい、悪い虫を寄せ付けず美味しくなるとイタリア人は言い、世界中で実践されています。大き目のプランターにトマトの苗を植えたら、その横にバジルの苗を植えるだけの簡単さです。

その他、ラディッシュとネギ、レタスとパクチー、オレガノとキュウリ等々、良い組み合わせが沢山あり、ネットで「コンパニオンプランツ」と検索できますのでご参考までに調べてみると面白いです。

多くの植物は「アレロパシー」という生理機能を持っていて、本来は自らを守って成長する為に、花、葉、茎、根から放出する物質で害虫や他の植物を近くに寄せ付けない防衛機能があるのですが、これがたまたま良い方向に作用しあえる相性があるのではないかと思っています。また、インゲンやクローバーといったマメ科植物はある「菌」と共生していて、この菌が他の植物にも有効な養分を作ってくれたりもします。身近なところでバジルやミント、ネギの匂い、桜餅や柏餅の葉の匂い、マリーゴールドやナスタチウム、ヒバやヒノキの独特の匂いといったものもアレロパシーの一種で、もちろん人に害はありませんのでご安心を。

最後にラベンダー、ローズマリーは農作物全般との相性が悪いです。我が強く、他の植物を寄せ付けたがらない性格なのです。

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