ロッパーとは

ロッパーという道具について書いてみます。ロッパーとは日本語でいう「太枝切り鋏」。長い柄を両手で持つタイプの枝切りバサミです。

通常はノコギリで切るような直径3~5㎝程度の枝もバツバツと切れるハサミ、既に持っていらっしゃる方も多いと思いますが、私なりの便利な使い方や注意点をちょこっと書いてみます。

まずは便利な使い方。それは剪定後も活躍するハサミ。

剪定して散らばった枝をロッパーで甘噛みのように掴んで集め、切り詰めて束にするといった一連の片付け作業で重宝します。バラやニセアカシアのようなトゲのある枝には特にオススメです(ロッパーに限りませんが剪定鋏の中には「枝を掴む」機能に長けたブレード付ハサミというのものもあります)。

尚、札幌市の場合は家庭から出た剪定枝の長さを50㎝以内に切り詰めて束にすれば決められた日に無料で回収してくれます(詳しくはゴミ収集ガイドをご参照ください)。

そして注意点。

太い枝を剪定しましょうとその枝を眺めてみると、太いだけに長く頭の上にまで伸びているもので、その枝は結構な重さがあります。ロッパーが面白いように切れるからと一発で枝を切ってしまうのは思わず頭の上に枝が落ちてくる場合があって危険です。両手がふさがってしまうロッパー、ノコギリのように片手で枝を掴んでコントロールすることができないので注意が必要です。太枝の剪定は長い枝を何回かに分けて切り刻むのが基本。そうすることで樹木への負担も軽減できるのです。

もう一つ苦言を。

ロッパーに限りませんがプロアマ問わず、ハサミで切れる範囲外の太い枝を力任せに切ろうとしてしまいがちです。ハサミ自体をグリグリ回したりひねってみたり、その際の鬼のような形相も含めて見苦しいもの。特に「ハサミをこじる」と言って左右にハサミを振りながら切るのは間違いです。ロッパーに限らず、間違った切り方は刃こぼれやハサミの軸を傷めてしまう原因となりますので無理をせずノコギリを使いましょう。

なにかと便利なロッパー、サイズやタイプも様々にありますのでまだお持ちでない方は是非、一庭に1本揃えてみてはいかがでしょうか。

当店では道具の正しい使い方、メンテナンス方法、アフター対応や剪定後の楽しみプチ講座なども行っています。どうぞお気軽にお問い合わせください。

lopper

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