水やりの難しさ大変さ

北海道ではもうちょっとだけ先の話なんですが、芽吹きの季節で忘れてならないのが水やりです。春は植物が休眠から覚め、芽が膨らんで葉が開きだして光合成をはじめると根からグビグビと大量の水分を吸収します。

植えたばかりの苗への水やりはなかなか忘れませんが、以前植えて越冬してくれた植物への水やりは忘れがち。落葉樹や宿根草はまだ青々していないからとつい油断してしまう気がします。特に鉢植えや根の浅い宿根草、植えて1~2年の根張りがまだ浅い樹木は要注意。

また、冬囲いをした常緑樹に多い例として、太陽光をあまり通さないムシロ(冬囲い用のコモ)で巻いたコニファーなどの冬囲いを外した直後、くすんでいた葉色でもまだしなやかさが残っていたはずなのに数日経ってみたら葉がカラカラになっていた・・・ということがないでしょうか。

これは突然太陽光を浴びた常緑樹のコニファーが光合成をはじめる為に沢山の水を吸収しようとするんですが、その際に必要な水分が確保できなかったケースが多いと思います。(凍害といって冬季の乾いた寒風によって葉の水分が奪われてしまうケースもありますが、この場合は冬囲いを外した際、既に葉がカラカラになっています)

水やりは園芸の中でも特に難しい作業だと思います。まずは土の状態や芽の膨らみなどを観察しつつ、必要な時期にたっぷりと与えてください。だんだん慣れてくるとそれぞれのタイミングやコツがわかってきます。

そして、水やりに活躍するジョーロやホース。

当店はホースの取扱いをしていませんが、お客様から「いいホースやホースリールを紹介して」とか「ホースを収納するのが大変」といった愚痴のようなご相談をいただく事があります。特に広いお庭をお持ちの場合、ホースの長さが20mや30m、それ以上になることもあり、扱いや収納方法などにご苦労されている方がとても多いようです。

ホースリールはホースを簡単に巻けて収納性も良く・・・という道具なのですが、意外と多いのがシーズン中はリールから伸ばしっぱなしで都度巻くのを諦めてしまうパターン。わかりますよわかりますとも、色々と大変なのです、ズボラな私ですからよーく分かります。

じゃあこのホース問題をどうしたらいいのか。この話はまた次回にでも。

SPRING2

ページTOPへ戻る ページTOPへ戻る