最終号とこれから
以前からお知らせしていましたように、本日24日発売の花新聞ほっかいどうは惜しまれつつ最終号です。とはいえページをめくってみると、これからスタートする北海道のガーデニングに役立つ情報が潔いと思えるほど今号も満載です。
花新聞ほっかいどうは創刊から16年。この間に北海道のガーデニング事情は大きく変化しています。
20年ほど前のガーデニングブームの到来とともに、国内では様々なガーデンスタイルが本格的に紹介されるようになり、全国各地でガーデンやエクステリアが多様化していきました。
特に北海道では気候や気質など特有の環境からイングリッシュガーデンのスタイルが馴染みやすかったようで、ブームはあっという間に全道に広がり、各地で進化していったように思います。さらに需要が高まることで手に入る植物や造園資材のバリエーションが増え、ガーデニングの間口と人口もますます広がっていきました。この過程において花新聞ほっかいどうの影響力と功績はとても大きかったと思います。
これから先の北海道ガーデン、もちろん庭も植物も生きものですので日々の日照時間や気温だけでなく、世界規模の環境変化や人々の暮らし方によっても変化していきます。
国内のガーデニング人口は減る一方と言われていますが、かといって衰退の一途だとは思っていません。ガーデンも個人宅の庭もより濃厚となって人の居場所としての役割が大きくなり、今まで以上に人を惹き付けていくような気がしますし、ここ北海道から何やら新しいブームが始まるような気がしてなりません。
これまでの十数年間に播かれた種は既に発芽しています。今後は発芽した苗を開花させるため、特に新しい世代が感性と当店のガーデニングツールをフル回転して盛り上げていかなければと考えています。ここをご覧の皆さま、どうぞこれからの北海道ガーデンにご期待ください。
花新聞ほっかいどう編集部の皆さま、これまでありがとうございました。本当にお疲れ様でした。そして次のブーム到来の際にはまたどうぞよろしくお願い申し上げます。