アングラネットワーク

以前、アレロパシーという植物の特性について書きましたが、植物どうし、仲の良し悪しや国籍、肌の色も関係なく、樹木も草もキノコも土の中で有線接続されていて、それぞれが情報交換したり養分のお裾分けをやっているみたいです。

と書くと「おいおい小さな店の店主よ、そりゃどこの回線使ってんだ?NTTかい?」と揶揄されそうですが、小さな店の店主は真面目に信じていますし、ちゃんと研究もされています。

土の中には植物と共生する菌根菌(キンコンキン)という菌がいます。そのほとんどはキノコなんですが、草や樹木の根とキノコが繋がっていて、根からキノコが栄養をいただく代わりにキノコも律儀に栄養をお返ししています。

こりゃいい関係ですね。その菌根菌が土の中で様々な植物に協賛をお願いしつつ伸びて広がり、緻密な航空路線図のようなネットワークを形成していきます。

これは山や森の中だけの話という方もいますが、小さな店の店主としてはミニ大通の遊歩道だろうと、個人宅の庭だろうと、寄せ植えされた植木鉢の中だろうと土がある所ならどこでもネットワークが形成されているんじゃないかと思っています。

地下ネットワークでは「あそこで道路工事をしている」だとか「3軒隣の黒松さん、ガッツリ剪定されちゃったね」とか「あの小さな店がSALEやってる」とか、そんな情報交換を今日もペーパーレスで行っているのでしょう。

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