冬の終わり事務所の前のイヌエンジュという街路樹の根元に誰かが植えたスイセンの球根、まだ寒いのに土にちょっと陽が当たると・・・もうこれです。今年も北海道の球根やガーデナーや私がソワソワしはじめる時期になりました。そういえば、momijiの店によく来てくれていたお客さんの中には今年卒業式を迎える人もいたはず。卒業おめでとうございます!でも、予定していた卒業式や旅行ができなかった人もいるでしょうね。できればイベントを中止というより延期にして、もっともっと楽しみが膨らむような計画に変えてもらえたらいいなと期待しています。モミジのおじさんも予想していたことがちっとも予想通りにいっていません。ただ、普段から予想通りに進まないことを予測しているから特に慌てることもないのですが、そんな時こそ周りをじっくり見てみると、それまで見落としていた小さくて珍しい種が落ちていることに気付きます。その種を拾って光と水を注いでみると、自分の想像を超えた発見や面白さが発芽してくれることが多いのです。確かこういうことをセレンディピティ(serendipity)と言うようですが、この春の小さなキッカケの種が、誰かの大きなチャンスに繋がればいいなと思います。