ホースの収納

庭に水を撒いたり洗車したり、家庭でよく使われるホースの長さは一般に10m~20m、多くの方はホースリールに巻いて収納されていると思います。

しかし、ホースが長いとリールを巻く為に大きな力が必要だったり、強引に巻いてリールが壊れてしまったり、ホースがネジれて上手く巻けなかったり、巻き方が雑だとホースに癖がついたり、耐久性のある業務用みたいなリールを買ったものの重くて大きくて持て余したり・・・いただく愚痴を挙げるとキリがないのですが、恐らくリールは悪くないと思われます。

最近はコイル状やジャバラ状の小口径ホースがホームセンターなどで販売されていて、リールを使わなくてもコンパクトに収納できるようです。ホースの長さが10~15m未満で足りる方はこのタイプのホースでも充分じゃないでしょうか。

また、広いお庭をお持ちの方や太いホースにこだわりのある方は無理に1本の長いホースを使わず、例えば15mを2本というように使いやすい長さのホースを複数用意して必要時にアタッチメントで連結する方法もいいと思います。ただし、複数のホースを使うために複数のリールを持つのは大変。

ちなみにプロはどうしているのでしょうか。

私の経験で言いますと一般的な造園会社や植木屋さんが仕事先の庭で使うホースの長さは約20~30m。必要な場合は複数のホースを連結していますが、ホースリールを使っている業者はあまり見かけません。注視してみると使い終わったホースを地面の上でクルクルとらせん状に巻き、ばらけないように2か所ほどを紐で結んでトラックの荷台にポンと投入れて終わりというパターンが多い事に気付かれると思います。これには会社がリールを買ってくれないという実状もあるかもしれませんが、実はそれ以外にも訳がありまして、

・倉庫や積込む車両などのスペース上の理由

・多少荒っぽく扱えるという理由

・リールにキチンと巻く暇も惜しいほど忙しいというアピール

・ホースを長持ちさせる理由

円状に丸めたホースは他の物の上に置いたり、壁掛けができるなど収納場所をとりにくくなります。また、柔らかいホースを巻いただけなので誤って踏んだり落としても破損する可能性が低いです。そしてホースに付いたネジれや泥を落としながらリールで巻くのはプロでも意外と時間が掛かるもの、と言い訳じみた面倒くさがりでも簡単に巻くことができます。そして長持ちさせる理由というのは、

使い終わったホースは内部の水を抜いて空にしておくのが鉄則です。ホース内に水が残っていると重いですしホース内に藻が発生したりカビが付くこともあります。

ホースを腰の高さで持ちながら地面にクルクルと巻いていくと自然に水抜きができるのです。また、巻いたホースをカバーするものがないので乾燥しやすいという利点もあります。

いいリールがなかなか見つからない方、まずはこの方法を試してみてはいかがでしょうか。クルクルと巻いたホースを束ねてそのまま運んだり吊るせるシンプルな道具も数百円からあります。(画像の赤いホースを巻いたグリーンのホルダーは完売して現在はブラックのみ販売中です)

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